海で分解する
高機能な
生分解性
バイオプラスチック
新たな市場へ提案!

PHBに関する
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Our Product

100%植物由来。
海でも分解される、
高弾性な
生分解性
バイオプラスチック

当社のポリヒドロキシ酪酸(PHB)は、植物由来の原料からつくられた100%バイオベースの生分解性プラスチックです。海洋環境でも分解される生分解性をもちながら、高弾性で丈夫な物性を備えています。これまでの生分解性プラスチックでは対応が難しかった用途にも活用できる、次世代の素材です。

※生分解速度は、海水温や環境条件により異なります。

食品容器や化粧品など、
身近な製品にも

PHBの主な特徴

Feature 01

従来のPHBよりも分子量を高めることで高弾性と耐熱性を実現。さらに、用途に応じて添加剤を組み合わせることで、加工性や耐衝撃性の向上も可能です。

Feature 02

電子レンジ対応のお弁当容器などで使用されるポリ乳酸(PLA)にPHBを加えることで、加熱による“たわみ”を抑え、耐熱性を向上させることができます。

Feature 03

粉末タイプでは、粒の大きさや形を調整することで、化粧品パウダーなど、滑り性や柔軟性が求められる製品にも応用できます。

※写真はイメージです。

Contact

お問い合わせ

当社では、用途に合わせた粘弾性やひずみ硬化性を備えた複数のグレードをご用意しています。ペレットや粉体など、ご希望の形状での試供も可能です。
お気軽にお問い合わせください。

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Our Challenge

社会課題への挑戦

海洋プラスチック問題に挑む、高機能化したPHB

環境や生態系に悪影響を与える海洋プラスチックごみ問題は、汎用プラスチックの多くが自然に分解しないことが一因となり、深刻化しています。環境省の調べによると、漂着ごみの50%以上が漁具(漁網、ブイなど)で占められていると報告されています。KHネオケムは、このような問題に対し、高機能化したPHBを活用することで、環境負荷の軽減に貢献すべく、研究開発に取り組んでいます。

海洋生分解性樹脂の起源は、1925年にフランスのパスツール研究所のLemoigne博士がPHBを発見したことに遡ります。当初、PHBは硬く脆く、融点と熱分解温度の差が小さいため、実用化には多くの課題がありました。しかし、1970年代半ば、英国の化学メーカーがこれらの課題に取り組み、シャンプーボトルとして初めて実用化に成功しました。その後、異なる材料を組み合わせて性能を向上させる技術の進歩により、柔軟で低温でも溶けやすい「ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)」が実用化されました。しかし、樹脂固化速度が遅いことによる成形加工時の生産性の低さや、成形後においても物性が劣化しやすいといった課題が残っています。

※出典元:環境省 「令和4年度漂着ごみ組成調査データ 取りまとめの結果について」

Our Solution

KHネオケムならではの解決策

KHネオケムのルーツとノウハウで、
実用性の高いPHBを実現

1948年、発酵法によるアセトン・ブタノールの大量生産に成功したことが、当社のルーツです。創業当初の基幹技術である培養法をアップデートするため、川崎市にオープンイノベーション施設「KH i-Lab」を開設し、大学やスタートアップ、バイオ技術に特化した企業と連携して、最先端の技術開発を進めています。

培養法で製造したPHBは、右図の通り、海洋を模した試験において、生分解性素材として広く使われているセルロースよりも、速く分解される特徴があります。また、石油化学の機能性材料事業で培った粘性や弾性、異なる材料同士をうまく混ぜ合わせる技術を活かし、環境に配慮した添加剤も使うことで、実用的な製造方法で高い加工性と強度を実現しました。このように、KH i-Labでの開発を通じて、PHBは「探索」から「創出」へと、事業化に向けた次のステージへ歩みを進めています。

海水中におけるPHBとセルロースの
生分解率の推移
PHBとセルロースの海水中生分解性比較グラフ。PHBは約20日でほぼ100%分解され、セルロースより高い分解性を示す。

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