環境問題

日本初!分岐構造を持つ天然由来高級オキソアルコールを開発!

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解決したい課題

近年気候変動への対策が世界的な課題となり、環境問題が深刻化していく中、環境と社会発展が共存するサステナブルな社会の実現が求められています。素材産業においては、石油等の化石燃料が幅広く使用され、温室効果ガス濃度上昇の一因になっています。環境への負荷を低減させるためにも、化石燃料の削減に貢献できる環境配慮材料の開発が重要となり、例えば天然由来の物質を原料とした素材開発等が取り組みとして挙げられます。当社においても、長年蓄積してきたオキソ技術や精製技術、高い品質を維持する製造ノウハウを基盤とし、従来からの石化製品に加えて、天然由来の製品開発を進めていきます。

当社のソリューション

天然由来の原料から作る当社開発品の分岐構造を持つ高級アルコールは、国内唯一の高圧オキソ設備を持ち、原料の取り扱いや製造ノウハウを長年蓄積してきた当社だからこそできる材料です。こちらの高級アルコールは、バイオマス度が高く、石油由来の原料を使用する場合と比較して、二酸化炭素の排出削減に寄与することが期待されます。また、炭素鎖に分岐構造を持つことから、常温液体、ハンドリング性に優れる等の特徴があり、アルコールとして製品に配合したり、エステル等へ誘導化したりすることよって、樹脂原料、インキ・コーティング剤、潤滑油等の様々な用途に使用可能です。利用用途におけるバイオマス度を相対的に高め、バイオマス関連の認証取得などにより、カーボンニュートラルに貢献できる材料としてお客様に提案することが可能です。従来からの石化オキソアルコール以外に、天然由来オキソアルコールの選択肢が増えることにより、お客様には用途に応じて選択してご使用頂けます。

天然由来の高級アルコールは二酸化炭素の排出削減に寄与