サステナビリティ

働きやすい職場・ダイバーシティの推進

多様な価値観を認め合う風土の醸成

ダイバーシティ&インクルージョンの推進

当社は、「国籍・年齢・性別を問わず、多様な人財が自律的に活躍できる企業風土の実現」を目指し、ダイバーシティ&インクルージョンとワークライフバランスの推進に取り組んでいます。これまでも、育児や介護を行う社員に対し、法定を上回る仕事との両立支援制度を整備してきましたが、2025年には新たに、がんや不妊治療など長期的な通院・治療と仕事の両立を支援する制度を導入しました。男性の育児休業取得も奨励しており、近年は取得率がほぼ100%で推移しています。また、女性活躍推進にも注力し、女性管理職比率および女性総合職比率は着実に向上していますが、2024年までの社内目標は未達となったため、ポジションを限定しないオープンなキャリア採用の拡大、外部キャリアコンサルタントによる相談機会の提供、総合職へのコース転換支援などを通じて、今後さらなる女性人財の登用と定着を図っていきます。

柔軟な働き方の面では、コアタイムのないフレックスタイム制度や在宅勤務、定時退社日の導入により、柔軟な働き方の促進にも取り組んでおり、有給休暇取得率は2024年も88.7%と非常に高い水準を維持しています。今後も、一人ひとりが自分らしく働き、継続的に成長できる職場環境を整備することで、持続的な企業価値の創出につなげていきます。

育児・介護・治療に関する法定を上回る主な支援制度

区分 取り扱い
育児 1歳未満の子の育児時間、母性保護の健診の時間等を有給扱い
介護 最長で通算365日、介護休職を取得可能
要支援状態の家族のために介護休暇を取得可能
治療 私傷病の療養による休職中の一定期間、給与を支給
一定以上の頻度で通院が必要な場合、積立年次有給休暇を利用可能
在宅勤務
  • 小学校3年生までの子を持つ社員
  • 要支援・要介護状態の家族を介護する社員
  • 私傷病の治療中の社員
フルリモートワークが可能

女性管理職数・比率

KHネオケムの女性管理職数・女性管理職比率の年度別のグラフです。2021年5.6%(5名)、2022年6.4%(6名)、2023年7.7%(7名)、2024年7.7%(7名)と変遷しています。2027年には11.0%を目標としています。
(注)12月末時点

男性社員の育休取得率

2022年度 2023年度 2024年度
育休取得率 90% 105% 105%
取得者数 19人 21人 21人

(注)育休には、育児休職、出生時育児休職、および育児目的休暇(有給)を含む。前年末に子が生まれた社員が、翌年年初に休暇を取得したため、100%を超える取得率になっています。

年次有給休暇取得率(休暇年度:4月1日~3月31日)

KHネオケムの年次有給休暇取得率の年度別グラフです。目標取得率80%に対し、2020年は78.1%、2021年は84.2%、2022年は88.9%、2023年は91.9%、2024年は88.7%を達成しています。

働きやすい職場環境づくり

「くるみん認定」を初取得

くるみん認定ロゴ

当社は厚生労働大臣の認定制度である「くるみん認定」を、2025年10月15日付で初めて取得しました。本認定は、次世代育成支援対策推進法に基づき、企業が策定した行動計画の目標を達成し、子育て支援に積極的に取り組む企業を厚生労働大臣が認定する制度です。当社は、社員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる職場づくりを目指し、仕事と家庭の両立を支援するさまざまな取り組みを進めてきた結果、その実績が評価されました。

安全で、健康に働ける職場環境づくりを目指して

私たちは、「いきいきと働きやすい環境を提供すること」を7つの約束で宣言しています。安全で、かつ心身ともに健康に働けるよう、職場環境の整備に積極的に取り組んでいます。安全指針「自分を守る、仲間を守る。」のもと「安全総点検運動2022」を全社的に展開し、社員一人ひとりが主体的に職場の危険箇所を洗い出し、改善活動を進めています。また、産業医や健康保険組合との連携のもと、メンタルヘルスケアやウォーキングラリーの実施などにも注力しています。

職場環境の改善に向け、2019年の本社移転、2022年の四日市工場霞ヶ浦製造所事務所の更新、2023年の技術開発センター(四日市)第一研究棟のリフォームに続き、千葉工場においても事務所更新を2025年2月に、品質管理棟のリフォームは同年7月に完了しました。

四日市工場霞ヶ浦製造所事務所
リニューアルされた研究棟の執務スペース
千葉工場事務所棟

中途採用比率

■ 正規雇用労働者の中途採用比率

2024年度 80%
2023年度 76%
2022年度 75%
2021年度 67%
2020年度 37%